2月14日といえば、バレンタイン。
日本では「女性アプローチしたい男性にチョコを贈る」という習慣がありますね。
ただ、ここ数十年では本命チョコの他にも様々な「〇〇チョコ」が誕生しました。
- 本命以外の男性に贈る「義理チョコ」
- 会社の男性に贈る「社交チョコ」(シャコチョコ)
- お世話になっている人に贈る「世話チョコ」
- 友人(主に女性同士)で贈りあう「友チョコ」
- 芸能人にファンが贈る「ファンチョコ」
もはやなんでもあり。
この状況を「めんどくさい!」と思う方も世の中にはたくさんいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、世の中の人たちがバレンタインがめんどくさいと思う理由や「渡さない」という選択肢について解説していきたいと思います!
バレンタインはめんどくさい!?
2015年、マイナビニュースが男女300名を対象に行なったアンケートではこんな結果が出ていました。
Q.バレンタインがめんどくさいと思いますか?
はい:60.3%
いいえ:39.7%
めんどくさい人口は6割以上!
また、2019年3月に株式会社エアトリが行った10代~70代の男女を対象にした調査ではこんな結果も出ています。
Q.バレンタインやホワイトデーをどう思いますか?
楽しみにしている:35.1%
興味がない:38.8%
無くなって欲しい:26.1%
興味がない、無くなって欲しいを合わせると、7割以上!
とにかく、バレンタインという行事に対して前向きな印象を持っている人は少ないということですね。
バレンタインがめんどくさいと感じる理由
世の中の7割程度の人々が、バレンタインは面倒、興味がない、と感じていることが分かりました。
では、どんな部分が面倒だと感じているのでしょうか?
ここでは、ネットの意見等を参考にバレンタインが面倒だと感じる理由を男女別に紹介させていただきます。
男性がバレンタインを面倒だと感じる理由

男性がバレンタインを面倒だと感じてる理由には以下のものがありました。
- ホワイトデーのお返しが負担
- 強制的なプレゼント交換が面倒
- 女性はチョコ、男性はアクセサリーなど割りに合わない
- 記念日とかイベント関係がめんどくさい
- 日本バレンタインの起源を考えると乗り気になれない
- もらえないと凹む
確かに、バレンタインとホワイトデーは男性の方がお金がかかるイメージがあります。
男女で収入の差もあるとはいえ、お菓子のお返しが高級アクセサリーなのは腑に落ちませんね。
また、日本式バレンタイン(チョコを贈る儀式)の起源を見ると、
元々は神戸のモロゾフ製菓が20年以上前の昭和11年2月12日に外国人向け英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』に、「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピーの広告を既に掲載しており、モロゾフ製菓がバレンタインチョコを最初に考案した仕掛け人であるとされる説が最有力である。
(引用:Wikipedia)
チョコを売るために、企業が仕掛けたイベントだったということですね。
日本のハロウィーンなどもそうですが、こういった起源を知って心から楽しむ気になれない人もいるようです。
女性がバレンタインを面倒だと感じる理由

女性がバレンタインを面倒だと感じてる理由には以下のものがありました。
- 誰にいくらくらいのものをあげるか、考えて準備するのが面倒
- 職場などあげたくない人にまであげるのが嫌
- 誰にあげて予算はいくらで人混みの中購入して…全部面倒
- 義務感しかない
- お菓子会社の策略にはまってるのがアホらしい
女性側には、まず用意することの面倒くささがありますね。
彼氏や夫、職場、友人、と惰性で続いている物でも毎年用意しなければならない義務感があります。
職場関係は個別で渡す場合は女性社員同士の「誰にいくらくらいの物を渡すか」の駆け引きも面倒ですし、まとめて「女性一同」で渡す場合にも一番下っ端の女性社員が買いに行かされるという面倒さもあります。
また、自分の一存だけで「今年はあげない」などとを決める訳にはいかない環境はより面倒ですね…!
バレンタインのチョコ、渡さないのはアリ?
面倒だという声が多いバレンタインのチョコ交換。
「渡さない」という選択肢がとれればどれだけ楽だろう、と思う方も多いはず。
ここでは「渡さない」という選択肢が現実的にアリなのかを解説していきます。
彼氏の場合
彼氏にバレンタインのチョコを渡さないのは、関係性によってはアリでしょう。
10代〜20代前半の若いカップルで「今回が初めてのバレンタイン!」とかだったら、男性側の期待もあるかもしれません。
ですが、年齢を重ねると男女ともにイベントに重きを置く方も減りますので「実はお互い面倒くさいと思ってやってた」ということもあるかもしれません。
ただ、意外とチョコを楽しみにしている男性も世の中には多く存在します。

思い込みでのすれ違いがあるといけませんので、普段のコミュニケーションの中で渡す・渡さないを話しあっておくと良いでしょう。
付き合いたてのカップルなどで直接聞きづらい場合は、事前に何気ない会話から、バレンタインにチョコをもらいたいタイプの人かをリサーチしておきましょう。
「面倒だから絶対あげたくない!ホワイトデーもいらない!」という方は、自然な形で自分がバレンタイン面倒派の人間だと伝えておくのもアリです。
友チョコの場合
続いて、友チョコでバレンタインにチョコを渡さないのは、こちらも関係性によってはアリでしょう。
大事なのは、チョコ交換が想定される友達に事前に報告しておくことです。
学校や会社などでの女性グループは、相談なしの行動や抜けがけに厳しいもの。

事前報告なしで自分だけ手ブラだったら「自分は何もしてないのに人からはもらって…!」と、文句を言われることもあるかもしれません。
事前に「私は今年は無し!」と宣言しておけば、先に理解を得ているので反感も買いにくいでしょう。
ただ、これはグループ内での自分の立ち位置などにもよるかと思います。
反感を買いそうなら、安物でもとりあえず用意する方向にシフトしましょう!
職場の場合
続いて、職場でバレンタインにチョコを渡さないのは、こちらは立場によってはアリでしょう。

いつもチョコをあげているコミュニティ(部署、店舗など)の規模感や自分の立ち位置(役職)なども影響してくるところです。
人数も少なくて、ある程度自分の意見も通りやすい職場なら「今年無しで!」と宣言するのもアリでしょう。
また、女性メンバーに声をかけて「今年は渡さない、という方向はどうでしょう?」と提案するのも良いでしょう。(男性メンバーにも意見をもらいつつ)
ただ、ここは難しいところで男性側にも女性側にも伝統的な行事を重んじる人が一定数存在します。
自分の先輩やお局様が少しでも難色を示したならば、断念して例年通りの対応をした方が良いですね。
まとめ:全ては日頃のコミュニケーション次第!
バレンタインが面倒だと感じている方に向けて、“渡さない選択肢”を解説させていただきました。
どんな関係性でも、渡さないように仕向けることは可能です。
ただ、大事なのはその人との関係性で、自分の意見が通るような環境であるかということですね。
つまり、日頃からのコミュニケーション次第。
面倒なバレンタインを回避するためにも、自分の意見を言いやすい環境作りを心がけておきましょう!