大相撲の横綱・白鵬が5月から始まる夏場所の休場を決断しました。
3月の春場所千秋楽で右上腕の筋肉の一部が断裂する全治3ヶ月の怪我を負っておりましたが、調整が間に合わなかったようです。
朝青龍の引退後、一人横綱として相撲界を引っ張り続けてきた白鵬ですが、近年は怪我も増え引退の2文字がささやかれるようになりました。
白鵬の引退の可能性や、引退後の活動について考えてみましょう。
白鵬がついに引退か
大相撲の横綱・白鵬に引退説が浮上しています。
近年は怪我が続き、2018年は横綱昇進後年間6場所中4場所が休場(全休・途中休場合わせて)となり、年間の優勝回数も1回に留まるという、自身ワースト記録を更新。
2019年も初場所で再出場の御嶽海に敗れ、休場を除いた連勝が28でストップ。
横綱が再出場の力士に敗れるという68年ぶりの珍事を起こしてしまっています。
そして、3月の春場所で右上腕二頭筋断裂で全治3週間以上の怪我を負い、夏場所を休場。
白鵬の休場は、途中休場した初場所以来12回目となります。
これには相撲ファンからも「そろそろ引退か」「今が引き時なのでは」という声も上がっています。
明らかに全盛期から力が落ちてきている白鵬。
横綱として姿を見られるのも、残りわずかかもしれません。
引退後は親方になるのか
引退説が囁かれている白鵬ですが、引退後はやはり相撲部屋を立ち上げるのでしょうか?
これまで白鵬が親方となるには一つの障害があると言われていました。
それは、国籍問題です。
白鵬の国籍は現在モンゴルにありますから、親方となるためには日本に帰化する必要があります。
白鵬自身は帰化して親方となることに積極的な姿勢を見せていたそうなのですが、
父親のであるジグジドゥ・ムンフバトさんは、帰化に反対していたと言います。

ムンフバトさんは元々モンゴル相撲の選手で、レスリングのモンゴル代表としてオリンピックに5大会連続出場した経歴を持つ、言わば国の英雄です。
国の代表として戦ってきたムンフバトさんはモンゴル人であることの誇りが高く、白鵬が帰化することに反対していたのです。
白鵬は大のお父さんっ子だったため、これにはかなり頭を悩ませ「国籍を変えなくても協会に残れるようにしてもらいたい」と語っていたという情報もあります。
しかし、ムンフバトさんは2018年の4月に肝臓の病気でお亡くなりになりました。
悲しい出来事ではありますが、これにより帰化への障害がなくなったとも言えます。
そして2019年4月、白鵬は日本国籍取得に向けた手続きとしてモンゴル政府に国籍離脱の申請書類を出したことが分かっています。
これもすでに引退を意識しての行動なのかもしれませんね。
銀座に相撲部屋設立を計画?
引退後は親方となり相撲部屋を立ち上げるとみられる白鵬。
その相撲部屋について、以前驚きのアイデアを披露していたことがあります。
2011年のインタビューで、自身の将来についてこんなことを語っていました。
銀座に相撲部屋を開きたい。
世界中、日本中からいろんな人が集まり、日本を象徴する大都市に相撲部屋があってもいいと思う。
稽古場をガラス張りにして、いろんな人に見てもらいたい。
ウランバートルの都会育ちの白鵬は、都会の雰囲気が好きなようです。
銀座にガラス張りなんて、ちょっとバブリーな匂いがしますが…(笑)
古くからの相撲ファンはこれに大反対しているようですが、これから2020年の東京オリンピックなどで海外からの観光客も増えていきますから古い型にハマらない考え方としては意外とアリなのかもしれません。
すっかりお騒がせ選手となった白鵬ですが、引退後も私たちを楽しませてくれそうですね!

まとめ
白鵬の引退後の活動などについて調べてみました。
2019年に帰化に向けた手続きを進めていることから、ご本人も引退を考えておられることが分かりますね。
引退後は親方となり、相撲部屋を開くことが濃厚でしょう。
お望み通り銀座にガラス張りの稽古場を開くことができるのか、今後の活動が楽しみですね。