メジャーリーグのエンゼルス所属の大谷翔平選手は、2018年に「トミー・ジョン手術」と呼ばれる肘の手術をしています。
松坂大輔選手など、手術後から調子を崩した選手もいますが、大谷翔平選手は手術後も大きな活躍を見せています。
一体どんな病院で、どんな医師が手術を担当したのか気になりますね。
今回は、大谷翔平選手の右肘の手術に関する情報をお届けしていきたいと思います。
大谷翔平の右肘手術までの流れ
大谷翔平選手が右肘を痛めたのは、2018年のこと。
2018年9月5日の試合前に行われたMRI検査にて、右肘靭帯に新たな損傷が判明し、医師から靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を勧められていると発表されました。
損傷した肘のじん帯を切除し、手首や足首など自分の体の他の部位から正常な腱を移植する手術。
1970年代にフランク・ジョーブ博士によって考案され、当時ドジャースのトミー・ジョン投手(メジャー通算288勝)が1974年に初めて受けたことからこう呼ばれています。
通常、投手としての復帰には12~16カ月を要すると言われています。

この時の病状は3段階のうち中程度の「グレード2」とされ、約1ヶ月チームを離脱することに。
以前は自身の血小板を注入して組織の修復などを図る「PRP注射」と幹細胞注射を受け、この時は手術を回避していましたが、新たな損傷が発覚したため手術を勧告されました。
同年10月1日にロサンゼルス市内の病院でトミー・ジョン手術を行い、無事に成功。
2019年は開幕からリハビリを重ねて、5月7日の試合で打者として復帰されました。
その後は二刀流の活躍でメジャーリーグを大きく盛り上げています。
手が右肘の手術を受けることを発表しました。
大谷翔平が手術した病院はどこ?担当医は?
大谷翔平が手術した病院はどこ?
大谷翔平選手がトミー・ジョン手術をした病院は、カーラン・ジョーブ整形外科クリニックだそうです。
ロサンゼルス国際空港近くの病院で、大谷翔平選手がメジャー移籍前にメディカルチェックを受けた病院でもあります。
ヤンキースの田中将大投手もここでメディカルチェックを受けたそうです。
カーラン・ジョーブクリニックは、トミー・ジョン手術を考案した医師、フランク・ジョーブ氏にちなんだ病院です。
メジャーリーガーのトミー・ジョン手術といったらここ!という病院ということです。
大谷翔平の手術を担当した医師は誰?
大谷翔平選手の手術を執刀するのは、ニール・エラトロッシュ医師です。
球団が発表した執刀医のニール・エラトロッシュ氏はドジャースとNFLラムズのチームドクターを務めており、さらにエンゼルスとNBAロサンゼルス・クリッパーズ、NHLロサンゼルス・キングスとアナハイム・ダックスで整形外科のコンサルタントを兼務している。
引用:Full-Count
医師界選出の「米国のベストドクター」にも2006年から選ばれ続けており、南カルフォルニアにおける投票で2008年から現在まで「スーパードクター」として選出され続けているスゴイ人です。
メディアからの評価も高く、医師でありながらも地元紙「ロサンゼルス・デイリーニュース」の企画する「LAスポーツ界で最もパワフルな50人」に、USAトゥデー紙の「MLBで最もパワフルな100人」に選ばれているほど。
地元メディア「ハリウッド・レポーター」は「ハリウッド最高のドクター」「ロサンゼルスで最高の整形外科医」と絶賛しています。
過去にエンゼルスに所属する選手の手術をした経験もあるため、一流選手の手術にはベストな人選だったのでしょう。
大谷翔平のトミージョン手術の費用は?

大谷翔平選手が行うトミージョン手術の費用はどのくらいなのでしょうか?
まず日本でこの手術を受ける場合ですが、日本では保険適用されますので30万円ほどで手術を受けられます。
しかし手術が終われば完治するものではありませんので、長期間にわたるリハビリの方がお金がかかりそうですね。
これを基準に考えると、アメリカでの手術費用は約120万円(10,000ドル)前後でしょう。
保険など医療費の違いが大きいので、倍以上の費用になります。
いずれにしても、メジャーリーガーの大谷選手にとっては余裕で払える金額ですね。