クリスマス映画の代名詞といえば「ホーム・アローン」ですね。
日本でも毎年クリスマスシーズンに放送される、人気シリーズです。
毎回放送を見るたびに「マコーレーカルキン君って今何してるんだろう…?」と思う方も多いのではないでしょうか?
一時期は、余命半年説や死亡説まで出た彼ですが、現在は”完全復活”をしていると話題になっているそうです。
そこで今回は「ホームアローン」の主演を務めた子役・マコーレーカルキンの転落から現在までの壮絶な人生について調べてみました。
ホームアローンの子役・マコーレーカルキンについて
まずは、「ホームアローン」の主演を務めた天才子役・マコーレーカルキンについて紹介させていただきます。
彼のプロフィールから、子役時代の代表作や経歴などを遡ってみましょう。
マコーレーカルキンのプロフィール
【マコーレー・カーソン・カルキン(Macaulay Carson Culkin)】
生年月日:1980年8月26日
出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州
出身校:プロフェッショナル・チルドレンズ・スクール、スクール・オブ・アメリカン・バレエ、ザ・ガヴァナーズ・アカデミー
身長・体重:167.6cm/66kg
本人Twitter:Macaulay Culkin

父親は舞台俳優キット・カルキン、叔母に女優のボニー・ベデリアという芸能一家に生まれたマコーレーカルキン。
7人兄弟(5男2女)の次男で、弟のキーラン・カルキンとロリー・カルキンも俳優業をしています。
マコーレーは、4歳からYMCAのダンス・スクールでバレエを習いはじめ、アメリカン・バレエ・スクールに進みました。
ニューヨークのシティ・バレエ団で「くるみ割り人形」などの舞台に立った経験があります。
子役としてのデビューは1987年で、7歳の時でした。
兄と共に出演した「バック・ベイビーズ」で舞台デビューし、ライト・オペラなどの舞台やCMなどを経験した後に1988年「ジブラルタル号の出帆」で映画デビューとなりました。

マコーレーカルキンの代表作
マコーレーカルキンの子役としての代表作は以下の通りです。
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やはり一番の代表作は「ホームアローン」ですね!
マコーレー演じるケビンが家を泥棒から守るべく、家中にトラップを仕掛けてドジな泥棒たちを迎え撃つ姿は痛快です。
クリスマスの定番として家族で楽しめる映画ですね。
この映画が興行収入全世界で4億7668万ドルの大ヒットを記録し、マコーレーは爆発的人気となり「世界一有名な子役」と呼ばれるようになりました。

お金の問題が原因で引退へ
子役としてのブレイクで、マコーレーカルキンのギャラは跳ね上がり続けました。
この原因は、マコーレーのマネジャーを務めていた父親でした。
彼の非常識な要求などにより、1994年後半(マコーレー14歳頃)にはオファーが減少。
1995年には両親が別れ(元々結婚していなかったので離婚ではない)、マコーレーが子役として稼いだ1,700万ドル(当時のレートで約17億円)を巡って両親の間で裁判が始まりました。
裁判は泥沼化し、1996年にマコーレー(当時15歳)は両親の裁判に決着が着くまで俳優活動を休業することを発表しました。
1997年2月に、ようやく裁判は終了。
裁判所は「マコーレーの稼いだお金は家族ではなくマコーレーの会計士が管理するように」と命じ、同年の4月に父親がすべてを放棄する形で泥沼裁判は幕を閉じました。

マコーレー(当時18歳)は、この裁判まで自身の稼いだ金額を知らなかったそうで、その莫大な額に驚きを隠せないコメントをしています。
「辛いことばかりだったけどこれまでの成果を見たような気持ちになり、すごく嬉しくなった」
マコーレーカルキンは、お金が人を変えてしまうことを誰よりもみてきた子役であることは間違いないでしょう。
引退後結婚へ
役者を引退したマコーレーカルキンは「普通の学生生活を送りたい」と学校に入学することを決意しました。
実はこの頃、映画「タイタニック」の主演オファーが来ていたそうなのですが、普通の生活を送るためにオファーを断っています。

レオ様のあの役は、本来ならばマコーレーが演じていたということですね…
マコーレーは子役のために設立された高校「プロフェッショナル・チルドレンズ・スクール」に入学。
そこで同い年の女優のレイチェル・マイナーと出会い交際に発展しました。
学校を中退して、1998年4月に17歳という若さでレイチェルとの婚約を発表し、2カ月後に結婚しました。

しかし、幸せは長く続かず2000年に離婚。
普通の学生生活も途中で終了となってしまいました。
レイチェルのお金目当てだったのかな〜と思っちゃいますね^^;
マコーレーカルキンの子役時代の年収は?
両親が裁判を起こすほど大きな金額を稼いでいたマコーレーカルキン。
子役として稼いだのは1,700万ドル(約17億円)とのことでしたが、1本あたりのギャラは一体どのくらいだったのでしょうか?
ブレイクのきっかけとなった作品や、人気絶頂期に出演した作品のギャラを見てみましょう。
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映画1本でサラリーマンの生涯年収を軽く稼いでいたマコーレー。
子役としての活動期間は1987年〜1994年までだったので、平均年収は2億円以上ということになります。
ブレイク時には「ドル箱子役」と呼ばれていたそうですが、逆にそこまで交渉したマネージャーの父親もすごいですよね(笑)
マコーレーカルキンの転落から現在
人気子役としてスターダムに駆け上がったマコーレーカルキンですが、両親の裁判がきっかけで子役の仕事から退くことに。
第二の人生のスタートとして高校に入学するも、同級生との結婚のために退学し、結局パートナーとも離婚してしまうなど散々な結果となりました。
この頃から、マコーレーの人生の転落が始まります。
一度は復帰
レイチェル・マイナーと離婚したマコーレーは、その3年後の2003年に俳優として本格的に復帰をしました。
9年ぶりに映画界にカムバックした作品は「パーティ★モンスター」。
1998年に発表されたソニック・ユースの「Sunday」のプロモーションビデオや、舞台には時々出演していましたが、映画への復帰はこれが初めてでした。
パーティー・プロモーターの成功と転落を描いたこの作品で、マコーレーはゲイの連続殺人犯を演じることに。

Wow…すごい体当たりね…
これまでの子役のイメージを払拭する熱演には、称賛の声が寄せられました。
しかしながら、子役の頃のような爆発的な人気が出ることはなく、細々とした活動を続けることになったのです。
余命半年との報道も
俳優としての復活も思うような活躍ができなかったマコーレーカルキンは、薬に溺れてしまいます。
2004年には、友人の運転する車に乗っていたところをスピード違反で警察官に車を止められた際、薬物を所持しておりオクラホマの刑務所に拘留。
2012年には薬物を過剰摂取し、自ら命を絶とうとしたことが報じられました。
この奇行の数々は「ハリウッドで活躍した子役の末路」として、世界中で大きく取り上げられました。

ゴシップ誌「National Enquire」ではマコーレーが薬物依存などから余命半年であることを報じ日本でも大きな話題となっていましたね。
長年交際していたミラ・クニスとも破局を発表しており、一説にはこの失恋がきっかけで中毒になってしまったのではないかと言われているそうです。
しかしながら、マコーレーの代理人は「根も葉もない作り話」としてその報道を一蹴。
マコーレーは元気に暮らしているとされています。
画家としてデビュー?
俳優として復帰したマコーレカルキンは、画家デビューも果たしています。
2012年9月13日付けの「GQイタリア」にマコーレーカルキンが画家活動を始めたという記事が掲載されました。
マコーレーは、自身で初となるアート展示会「Leisure Inferno」を開催しています。

これが芸術なのか…。(私でも書けそう)
作品は、多くのコラージュ作品や人間や動物、建物などがカラフルに描かれたペイントを主としています。
この展示会は、マコーレーの友人でバンド「The Moldy Peaches」のメンバーのアダム・グリーンとトビー・グッドシャークと共に「スリー・メン・アンド・ア・ベイビー」という名のグループを結成し、開いたもの。
ニューヨークの自宅で2012年に展示会が行われました。
しかしながら、その後は主だったイベント内容は報じられていませんので、一時的な活動だったようです。
バンド活動も?
2012年、マコーレカルキンは画家デビューの前に友人と共にバンドを結成していました。
そのバンドの名前は「ピザ・アンダーグラウンド」。
最初は冗談から始まったこのバンドは「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というバンドのカバーバンドです。
歌詞には必ずピザにまつわるチーズやトッピングなどを盛り込むというコンセプトを持ち「コメディ・ロックバンド」というジャンルに分類されます。
ライブでは観客にピザを振る舞うなど独特のパフォーマンスをされていたそうです(笑)
このバンドでマコーレーはボーカルとパーカッションを担当。
イベントに出演したらツアーを行うなど精力的に活動していましたが、バンドは2016年に解散しています。

(画像右から二番目がマコーレーカルキンです。)
2018年現在は俳優復活!
マコーレーカルキンの2018年現在の活動を調べてみると…俳優として完全復活していたことが分かりました!
画家、コミックバンドなど紆余曲折を経て、2016年頃より俳優活動を再開したマコーレーですが…現在はどんな活動をされているのでしょうか?
彼が再び役者として話題になっているのは…なんとまたしても「ホーム・アローン」。
Googleの音声アシスタント「Googleアシスタント」の新CMで、マコーレー・がケビン役を再演することになったのです。
そのCMがこちらです。
CM映像に登場するのは、子役時代に出演した「ホーム・アローン」と同じ、あの家です。^^
大人になったマコーレー・カルキンがGoogleアシスタントを使って子供の頃とは違った優雅な「ホーム・アローン」を過ごす姿が描かれています。
作品を思い出すシーンが多く、要所要所で懐かしさを感じます。
肝心のマコーレーですが、以前の痩せこけた姿から見事に復活していますね!
38歳とは思えない若々しさ、そして当時と変わらない愛らしい表情が印象的です。
2018年4月には、アメリカの人気トーク番組「エレンの部屋(The Ellen Show)」にゲスト登場。
ここでは子役時代と現在の変化を語っています。
「クリスマスシーズンには外出を控えるの?」というエレンの質問には、
「そうです、絶対出かけません。僕の季節だから。マコーレー・シーズンだね」とイタズラっぽく答えています^^
現在は本格的に俳優活動やメディア露出も再開しているマコーレー。
2019年公開の映画「Changeland」の撮影に参加していることも分かっています。
「世界一有名な子役」のマコーレーが、現在健康的な見た目になっているのを見て安心された方も多いのではないでしょうか?
これからは大人の役者としての活躍に期待したいですね!

まとめ
「ホームアローン」の子役・マコーレーカルキンの壮絶な人生についてまとめてみました。
人気絶頂期の子役時代から転落、そして復活まで、まるでドラマや映画のようなストーリーでしたね。
現在は俳優として本格復帰し、完全復活となったマコーレー。
GoogleのCMは「ホームアローン」を見たことがある方ならクスッと笑えてどこかほっこりした気持ちになれる内容です。
「ホームアローン」の子役全員の同窓会的なトークショーや共演も見てみたいですね!
今後の活躍に期待しましょう^^