ジャニーズ事務所といえば、事務所内部に派閥があると言われています。
SMAPの解散騒動から三大派閥や対立構造が大きく報道されていました。
飯島三智さんも事務所を去り、ジャニー喜多川社長、藤島メリー副社長も亡くなった現在、派閥の存在はどうなっているのでしょうか?
そこで今回は、ジャニーズ事務所の派閥の相関図や、現在の体制から考えられる今後の流れなどをお届けしていきたいと思います。
ジャニーズ事務所の派閥について
ジャニーズ事務所の主要役員
まずはジャニーズ事務所の派閥を知る上で欠かせない、主要役員を紹介させていただきます。
- 代表取締役:
ジャニー喜多川(2019年7月死去) - 代表取締役副社長:メリー喜多川(2021年8月死去)
- 代表取締役副社長:藤島ジュリー景子
- 取締役:近藤真彦
- 旧取締役:東山紀之
- 元マネジメント室長・ジェイドリーム旧取締役:
飯島三智(2016年2月退社)
マッチや東山さんなど、タレントから取締役へ登りつめた方もいるんですね。
後ほど詳しく解説しますが、
亡くなったジャニー喜多川さんの跡を継ぐ新社長には藤島ジュリー景子さんが就任、取締役副社長には滝沢秀明さんが就任されました。
ジャニーズ三大派閥の相関図
ジャニーズ事務所内部に存在すると言われているのが、三大派閥です。

かなり複雑に見えますが、
- ジャニー喜多川さん率いる「ジャニー喜多川派」
- 飯島三智さんを中心とした「飯島派」
- 藤島メリー泰子&ジュリー景子親子率いる「藤島派(メリー・ジュリー派)」
この3つの対立構造となっています。
実際モメていたのは、飯島派と藤島派です。
ジャニーさんは平和主義者なので中立の立場でしたが、藤島親子は血が繋がっている家族のためちょっと甘くなる節があったようです。
派閥の影響とは
派閥があるといっても、実際どんな所属タレントにどんな影響を及ぼすのかが気になるところですね。
ジャニーズ事務所のグループは、派閥ごとに音楽番組やドラマ、バラエティの出演が細かく分けられています。
基本的には、他の派閥のグループやメンバー同士で共演することはありませんでした。
紅白歌合戦、年末のカウントダウンコンサート、Mステは例外とされています。
派閥はいつから始まった?
ジャニーズ事務所の派閥はいつから存在しているのでしょうか?
三大派閥や対立構造が大きく取り上げられたのは、2015年1月の週刊文春の報道からです。
ジャニー喜多川さんの後継者問題からくる確執を取り上げた報道でしたが、メリー喜多川さんはこの時のインタビューでは派閥の存在を真っ向から否定していました。
ですが、2016年には飯島派の筆頭であるSMAPの解散が現実のものとなり、一部のメンバーが飯島さんと新事務所を立ち上げました。

そして、ジャニー喜多川さんが亡くなった直後、新事務所の3人に対してジャニーズ事務所が圧力をかけていたことを公正取引員会が注意したことが報道されました。
やはり、派閥の存在は周知の事実だったようです。
対立構造の始まりは、嵐が売れたことがきっかけだったとも言われています。
SMAP一強時代は事務所内も大きな対立はありませんでしたが、嵐が売れたことでバランスが崩れ始め、共演問題などが目立つようになったんだとか。
多くのグループが売れるのは良いことですが、想像以上に嵐が売れまくってしまったため事務所内の近郊が崩れてしまったようです…
ジャニーズ事務所の派閥の現在
SMAPの解散へと繋がったジャニーズ事務所の派閥の対立問題。
現在は飯島三智さんも事務所を去り、ジャニー喜多川社長も亡くなってしまいましたが、派閥の存在はどうなっているのでしょうか?
ここでは、今のジャニーズ事務所の派閥問題を探ってみたいと思います。
派閥はなくなった?
飯島派のボス、飯島三智さんは2016年2月にジャニーズ事務所を退社されました。
一部報道では、これ以降ジャニーズ事務所の派閥対立はなくなったと言われていました。
2016年4月に開かれたジャニーズ野球大会では、飯島派のグループであるKis‐My‐Ft2の横尾渉さんが初参加をされています。
ジャニーズ野球大会はジャニー派と藤島派のタレントが中心のものでしたので、この時は派閥をまたいだ共演が話題になっていました。
また、2016年7月に放送されたフジテレビの27時間番組では、Kis-My-Ft2とHey!Say!JUMPの共演もありました。

キスマイはこれまでSMAP以外のグループとの共演はほとんどありませんでしたが、こうして共演が実現したことから「派閥は無くなった」と言われるようになったのです。
飯島派が藤島派に移っただけ?
キスマイが他の派閥のグループと共演したことから、派閥の存在は無くなったと言われています。
しかしながら、この時は飯島派にいたグループがジュリー派に移っただけと考えられていました。
2016年時点でも、こんな報道が出ていました。
I元マネジャーの退陣で、ジャニーズ内に根づいていたJ副社長との2大“派閥”は一掃された。新組織編成もこのたび行われたよう。
「いわゆる“I派”だったKis-My-Ft2はV6を担当していたチーフが預かり、J副社長が直々に“面倒を見る”と息巻いているみたいです。
センターを張っていた玉森裕太に代わり、藤ヶ谷太輔を推していくとも。
さっそく先日、NHKでHey! Say! JUMPやジャニーズWESTら、“J派”との共演が実現したばかり」(テレビ局関係者)
ほかにも山下智久らI派タレントに、J派のマネジャーらがつくなど大がかりなシャッフルが行われたようだ。
(引用:livedoorNews)
当然と言ったら当然なのですが、ただ単に横移動しただけということですね。
旧飯島派は待遇に差がある
飯島三智さんが退社したことで、キスマイやSexyZoneなどの旧飯島派が藤島派に吸収合併される形となりました。
また、ジャニーさんもメリーさんも亡くなった今、ジュリーさん一強状態となりました。
これにて派閥問題は解決!…かと思いますが、まだまだ問題は根深そうです。
ファンの声を見てみると、旧飯島派のグループは藤島派のグループよりも待遇が悪いという声が上がっています。
事務所がプッシュするグループは当然副社長たちの裁量で決まりますから、ジュリーさんがトップの座にいる限りは旧飯島派は圧倒的に不利だと言えますね。
ジャニーズ事務所の派閥の今後は
2019年7月にジャニー喜多川社長が亡くなったジャニーズ事務所は、2019年9月27日に事務所の新体制を発表しました。
代表取締役・新社長の座に就いたのは、藤島ジュリー景子さん。
取締役副社長にはタッキーこと滝沢秀明さんが就任。
タッキーといえば、近年はジャニーズJr.の育成に携わっていたことでも知られています。
2020年には、タッキーのお気に入りであるSnowManとSixTONESの2組がデビューし、特にお気に入りのSnowManのプッシュはかなり強くなっています。
2021年8月にメリーさんが亡くなったことで、これからジュリーさんのワンマン色は強まっていくことは間違い無いでしょう。
そして、ジャニーさんが亡くなった手からベテラン勢の退所者が後をたたない状態になっています。
若手をどれだけ育てられるかが、今後の事務所の行く末を左右することになりそうですね。