先日のチェコ・オープンにて、張本智和選手が男子シングルスで最年少ワールドルアー優勝を果たしました。
「怪物」の快進撃が止まりませんね^^
世の卓球少年を子供に持つ親御さん達が気になっているのは指導法や普段のトレーニング方法だと思います。
張本選手の母の指導方や、普段のトレーニング方法、筋トレ方法について調べてみました!
張本智和プロフィール

張本智和【はりもと・ともかず】男子卓球選手
- 2003年6月27日(19歳)
- 宮城県仙台市
- 出身高校:日本大学高校(偏差値64〜67)
- 出身大学:早稲田大学(人間科学部の通信制課程)
- 血液型:O型
- 身長:178cm
- 体重:64kg
- 靴のサイズ:28cm
両親は中国四川省出身の卓球選手で、父は男子ジュニア日本代表コーチの張本宇、母は1995年の天津市で行われた第43回世界卓球選手権の元代表選手の張凌(チャン・リン)です。5歳下の妹・張本美和も卓球選手だそうです。
家族みんなが卓球をされていて、卓球ファミリーなんですね^^
- 2017年にITTFワールドツアー男子シングルスを世界史上最年少の14歳61日で優勝
- また2018年のITTFワールドツアーグランドファイナル男子シングルスでも世界史上最年少となる15歳172日での優勝
張本智和の母の指導法がすごい!

今年5月の世界卓球選手権では、2回戦で日本のエース水谷隼を破り13歳でベスト8入りを果たし世界に驚きを与えた張本智和選手。
ここから快進撃が始まり、14歳ながらチェコ・オープンを制覇するまでの実力をつけました。
「怪物」を育てた指導法とはどんなものだったのでしょうか?
そんな張本智和選手が始めてラケットを握ったのはなんと2歳の時でした。
元卓球選手のご両親が経営する仙台市内の「張本卓球場」にて熱心な指導を受けてきました。
小学校低学年の頃は一日2時間ほど、4年生以降は4時間の練習を毎日行ってきました。
中国の元代表選手である張本智和選手の母が指導するのは卓球だけではありません。常に厳しく指導していたのは「文武両道」であることです。
両親ともに常に勉強する姿勢が大事という考え方で、学校から帰宅するとまずは宿題をさせていました。
それとは別に週2回学習塾へ、週1回英語の塾にも通わせていました。さらに毎朝の登校前には、必ず家で30分間の予習もさせていたというんですから驚きです。
学生であるからには、まず勉強をしてから卓球をするということです。
なぜここまで勉強をさせるのかというと、それは母の経験がありました。
張本智和選手の母は元中国の元代表選手で、栄光の裏のたくさんの挫折も見てきました。実力で上に上がれない選手、怪我で卓球を辞めざるを得なくなった選手ー
「いつか必ず卓球選手でなくなる日がくる。その時に自分を見失わないでほしい。」という強い思いからこの指導法となりました。
試合で勝利を手にした事を報告しても、母の第一声は「宿題は終わっていますか?」との徹底ぶりです。
そのおかげで、学校でもトップクラスの成績を維持する張本選手。見事に文武両道を体現しています。
負けず嫌いな性格が卓球、勉強どちらにも作用しています。
中学校へ上がる際に、自分の口から「卓球選手になる」と両親へ伝えたそうです。
もちろん勉学も怠らず、今回のチェコ・オープンにも宿題を持参していました。
父は「まだまだ技術面もメンタル面もこれから。」と語っています。大学の進学よりも、今はオリンピックでの金メダルが最大の目標のようです。
普段のトレーニング方法
「怪物」張本智和選手の普段のトレーニング方法には注目が集まります。本格的な練習を始めたのはなんと3歳!では3歳の頃からどんなトレーニングを行っていたのでしょうか?
・3歳から4歳頃のトレーニング方法‥両ハンドの正しいフォームを身につける。ラリーの中でフォアハンドとバックハンドを交互にうちひたすら反復練習です。
両ハンドそれぞれに適したスタンス(足の幅)を作り、正しいフォームを確立したそうです。もう一度言いますが、3歳から4歳の練習です。w
・10歳から11歳頃のトレーニング方法‥前陣バックハンドドライブの威力と精度を高める。コンパクトなスイングを身に着けます。周りの同じ年代の子が卓球を始める頃にはこんな練習までしているんですね~
・11歳から現在も取り組んでいるトレーニング方法‥攻撃の起点となる質の高いプレーを身につける。全面に送られるストップと突っつきに対応する練習です。この練習が攻撃的なプレーに活きています。
・11歳から現在も取り組んでいるトレーニング方法‥劣勢を跳ね返すカウンターを身につける。全面に送られるドライブをカウンタードライブで返す練習で回転も意識しているそうです。
・12歳から現在も取り組んでいるトレーニング方法‥バック側から送られる突っつきを回り込んでフォアハンドドライブで返す反復練習。これは世界で活躍する現在でも武器となっていますね。
これが、張本智和選手のトレーニング方法の一部です。文字にしてみると簡単ですが、とても質の高い練習方法です。
小学生から取り組んでいると考えると恐ろしいですw
ご両親が卓球選手とだけあって、無駄のない練習だと思います。是非参考にしてみてください^^
張本智和の筋トレ方法は?
世界で戦う張本智和選手の身体はどうやって作られているのか同世代の子供を持つ親御さんは気になるところだと思います。
張本智和選手の普段の筋トレ方法について調べてみました!
現在、張本智和選手はJOCエリートアカデミー卓球競技に所属しています。中学1年生から高校3年生まで男6名、女5名が寮で生活をしています。
味の素ナショナルトレーニングセンターという、専用のトレーニング場や宿泊施設が完備されたトップアスリートのみが使用できる施設で毎日を過ごしています。
ここで、取り組まれている筋力トレーニングとはどんなものなのでしょうか?
普段の筋トレには日本代表のストレングス&コンディショニングコーチ田中礼人さんが専属でついています。
1つ目はスライスボードでのトレーニングです。これはスピードスケート選手がトレーニングで使う下半身の使い方をよくする為のものです。
2つ目は、短距離ランナーなどが使っているダッシュを鍛えるトレーニングです。地面をどれだけ強く蹴れるかという蹴る事を覚えるのがテーマのトレーニングです。
試合での瞬発力、キック力につながっています。
卓球は下半身を使うのでしっかり鍛えていますね。なかなか普通の方はマネできない筋トレ方法です^^;
張本智和選手は筋トレ方法もメダリスト級でした!

まとめ
張本智和の母の指導法や普段のトレーニング、さらに筋トレ方法について紹介させていただきました。
凄い!の一言に尽きると思います。小さい頃からの練習も世界レベルでしたね♪
近くで張本選手を支えていらっしゃるんですね。
張本智和選手のこれからの活躍に期待です^^