音楽プロデューサーのつんくさんは、2014年に喉頭がんを患い、声帯を摘出されました。
現在は声が出ないものの、積極的にメディアに出て活動を続けています。
声帯摘出後、気になるのがいつも巻いている首のスカーフです。
つんくさんが首にスカーフを巻く理由や、スカーフの下がどうなっているのかを紹介していきます。
つんくが首にスカーフを巻いている理由は?
喉頭がんの手術で声帯を全摘出をしてから、つんくさんはいつも首にスカーフ(ストール)を巻いています。
なぜスカーフやマフラーを巻いているのかと気になった方も多いでしょう。
スカーフを巻いている理由については主に2つです。
- 手術でできた傷・穴(気管孔)があるため
- 手術でできた穴にゴミや埃が入らないようにするガードの役目
また、術後首がとても細くなったそうで、首が見えると老けて見える気がするのもあって奥様の勧めでストールを巻いているとも明かしています。
つんくのスカーフの下は手術痕?喉に穴?
つんくさんが首にスカーフを巻いているのは、喉頭がんにより声帯を全摘出をした時に出来た手術痕・気管孔を隠すためだと分かりました。
ここではつんくさんのスカーフの下はどうなっているのか、喉頭がんの手術後の首の状態を解説していきます。
首には手術の傷がある
まず、つんくさんの首には手術をしたため傷跡がついています。
2014年10月に行った手術は6時間半に及ぶ大きな手術でした。
首の周りを約25センチも切ったため、傷跡もメイクで隠せるレベルのものではありません。
術後何年も経った現在も、まだ傷跡が残っている可能性は高いです。
首には穴が空いている
つんくさんのストールの下には、手術の傷跡だけでなく「気管孔」と呼ばれる穴が開いています。
つんくさんが患った喉頭がん、他には咽頭がん、食道がんなどといった喉の病気で声帯を摘出した方は首の付け根あたりに穴を開けます。
声帯を摘出すると鼻呼吸や口呼吸ができなくなってしまうので、呼吸のために一生塞ぐことのできない永久気管孔という穴を開けるのです。
(イメージ図)
穴の大きさは1円玉くらい。
この穴の扱いは普段から気を遣わなければなりません。
穴から水などが入ればそのまま肺に流れてしまいますので、入浴は肩まで浸かれませんし、シャワーも気をつけなければいけなくなります。
また、日常生活では穴にほこりなどが入らないように気をつける必要があるので、患者ではプロテクターを首にあてる方が多いそうです。
つんくさんの場合は、まずスポンジガーゼを装着して、首用のマスクをつけて、その上にオーダーでエプロンのようなものをつけてから、お洒落用にストールを巻いています。
かなりの重ねづけになるため、夏場や空調がないとかなり暑いんだとか。
ちなみにストールは毎朝奥様に巻いてもらっているそうですよ。